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2010年09月

2010年09月08日

たまっていた本紹介、一挙

久しぶりの更新です。
夏バテしてたわけではありません。
怠けていたわけでも、酔っ払っていたわけでもありません。
なんとなく、放置してました。
今回は、最近、読んだ本の紹介です。

デザイン・イノベーション
工業製品のデザイン会社としてアップル、ソニーをはじめ、世界的企業の製品プロダクトを担ってきたフロッグデザイン」の創始者が語る工業デザインの歴史。
単なるプロダクトデザインの話でなく、アウトソーシングからブランディングまで幅広い内容となっている。
印象的だったのは、現代においてはマーケティングより技術力の方が重要だと説いていること。
現代において、スピードがいかに大事かがうかがえる。

電子書籍の真実
電子書籍に関する本は数多い。その中でもこの本は著者が新潮社で電子出版に長く関わっていたこと、そして今は、弁護士資格を取得し、法務の面から、電子書籍の流れについて語っている。
業界関係者のせいか、出版業界の抱えるジレンマなどを綴られ、現場のリアルな空気も漂ってくる。

虐殺器官
世界中の紛争地域を舞台に特殊部隊に所属する「ぼく」の話。
ある時、大量虐殺が行われる内紛が起こる地域に必ず現れる男の影を見つけた俺たちは、新たな内紛を予防すべく、その男を追い詰めるが…。
人間が人として生きるということ、生物として生かされることを考えさせられた一冊。
00年代のベストSFと賞賛されるだけの読みごたえはある。

さて、だいぶ涼しくなってので、更新頻度あげるか。

2010年09月18日

電子書籍

というタイトルだと、検索に引っかかりやすく、アクセス数があがるかな。

今年の流行語大賞にノミネートされてもいいんじゃないかと思うほど、「電子書籍」ブーム。とくにiPadの発売に合わせ、関連書籍が多数、発売された。
最近では、雑誌でも特集が組まれることが多い。それもPC雑誌のみならず「ユリイカ」「編集会議」といった雑誌でも特集を組んでいる。
その切り口もさまざま。ユリイカは作家にとっての電子書籍の存在、編集会議は、ビジネス的な展開に関して解説しており、面白い。

これだけ盛り上がっている、電子書籍だが、版元の新たな収入源となるには、まだ課題が多そうだ。
今の状態はインフラを担うシステム会社のアピールと出版社の期待が交じり合った熱気にも感じる。
そして現在の出版業界は自動車業界と似ているような気もする。
ガソリン自動車から、電気自動車へ移行の過渡期で、既存の企業とベンチャーが入り混じり、シェアを争っている状態。出版業界も、システム会社の存在感が増したり、版元の提携が盛んになるなど、業界再編が起こっている。

個人的には、電子書籍にもっとビッグタイトルが並んでほしいし、活性化してほしいと思う。
京極夏彦の「死ねばいいのに」や紙の本が売れた「もしドラ」が話題になったが、その後、電子書籍でのベストセラーというニュースは聞かない。

また、価格も電子書籍だからといって、必要以上に安くする必要はないと思う。紙の本を読む人は、それが電子書籍でも、必要と思えば購入するだろう。
ただ、紙と同じ価格というわけにはいかない。多少、安くする必要はあると思う。逆に紙の本を高価格にし、電子データを付属してほしい。

あと、「紙の本、なくなる?」という意見もあるが、それは絶対ない。ただ、紙の本が嗜好品に近くなるのではないか。実用系は電子書籍で、小説は紙の本で、という流れになると思う。
実際、電子辞書の市場は年間600億とも言われている。

何はともあれ、コンテンツなくして電子書籍の活性化はない。

それにしても、「紙の本」と書くのはなんか変な気がする(本=紙という意識があるから)。あと、書きながら思ったのが、出版業界=電子書籍、というわけでもないんだろうな。

この話題に関しては、また改めて書きたい。

あ、wp導入計画が進まない。

2010年09月25日

雑誌は媒体を越えて 電子書籍その2

不定期で電子書籍に関して考えることにした。
まずは以前、「実際、自宅の居間で雑誌を読むのに、iPadはうってつけだと思う。雑誌というパッケージ自体がiPad(というかスレートPCというべきか)に向いていると思う。」
と書いたが、これに関して、説明したい。


まず、気軽に読めて画質のクオリティーが高い。
iPadは、常に起動しており、PCのように起動してからブラウザを立ち上げて、という手間はない。
PCというより、携帯端末に近く、すぐに使いたいメニューへアクセスできる気軽さがある。
これは「ちょっと何か読みたいな」と思ったとき、近場にある雑誌へ手を伸ばし、ぱらぱらと記事を眺める感覚と近い。
画質は、グラビア雑誌がiPad用に写真や動画をリリースしてることからも、そのクオリティの高さが分かる。

そして、制作からリリースまでのタイムラグが短い。
自分の考える雑誌の定義は、「定期刊行」「様々な情報」「流行」「旬の話題」となる。様々なジャンルの最新の情報を提供するパッケージだと考えているので、紙のように印刷、製本の時間がない分、読者に届ける時間が短縮できる。

Webマガジンとどう差別化するの?という意見が出そうだが、差別化する必要はない。

ただ、様々なデバイスに対応できるフォーマットで作成していけば、ビジネスチャンスも広がるだろう(PC、iPad、スレート端末、スマートフォン)。
最近は、AdobeがiPad向けのマガジン作成の支援ツールもリリースしたようだ。

コンテンツ制作の現場も大変だけど、デバイス担当の開発も大変だね…
事件は現場で起きていて、いつも大変なのは、現場なのさ。

管理人:中西 広充

Webディレクター。創部線の会所属。

出版社で野球雑誌の編集を約10年経験。退職後、さまざまな業界でWeb製作、運用に関わる。
週末は畑いじり、朝市参加かWeb系のイベント参加と活動中。夢は自分の農園を持つこと。その夢をかなえるために、サイトのタイトルを「中西ファーム」と命名。

趣味は猫に遊んでもらうこと、ハーブ、野菜つくり、飲食店のショップカード収集。ショップカードは数えたら300枚を突破。相互リンク、その他何かありましたら、another_28@yahoo.co.jpまでよろしくお願いします。

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