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本/映画 アーカイブ

2007年07月16日

ポジティブ・シンキングと目標主義

utu_2.jpg織田さんの新刊「そしてウツは消えた」と「メンタル・コーチング」が届いた。さっそく、アップ。久々にいじりながら、フルリニューアルしたい気分になった。
それはおいとくとして「そしてウツ…」でも「メンタル…」でも触れているのが、90年代によく言われた「ポジティブ・シンキング」への懐疑である。何でもかんでもポジティブシンキング、それ以外はダメという風潮があった。しかし、それが精神的に良くなかったのでは、と言っている。
この意見を読みながら思ったのが、最近の「目標主義」である。夢をかなえるために手帳に目標を書きましょう、目標を立てそれに向かって頑張りましょう、という風潮だ。

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2007年09月05日

「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」

070905.jpg
かもめ食堂を見た。2回目だ。いや、今日いいたいのはそこではない。
「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」を読んだ。とても面白かった。著者は2チャンネルの管理人、ひろゆき氏。やはり、あの巨大掲示板を管理しているだけあって、ネット社会に対する考え方には、うなづくところが多かった。

とくに、Web2.0の虚構性とグーグル礼賛の否定など、常日ごろ、疑問に感じていたことを理論立てて、説明してくれると、まさに!とヒザをたたいてしまうばかり。
つまり、Web2.0は単にティム・オライリーのネーミングセンスに乗せられたマスコミと代理店が騒いでいるだけ。世間はgoogle礼賛で、ネット上の新潮流のようなことを言う人も少なくないが、やっていることの基本はYahooとなんら変わりはない。
googleが素晴らしいサービスを無償で提供するのは自社へのアクセス数を増やし、広告を増やすことが目的。

Web2.0的会社と騒がれている、mixiだって楽天だって、基本はフリーペーパーであり通販雑誌なのだ。広告を取るために、ページを増やしますか、と考える編集部と同じだ。と語るのは、ちょっと乱暴すぎるとは思うが、当たらずも遠からじ、ではあるだろう。

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2007年10月13日

にこにこ動画から

071013.jpg最近、動画サイトとしては、Youtube以上にネット界の話題となっている「にこにこ動画」。動画に対して突っ込みの出来る機能は、まさに「コミュニティ動画」「動画コミュニティ」といっていいだろう。「にこにこ動画」に関する話は置いといて。

本屋で「ニコニコ動画から初の本」というポップを見つけて驚いた。2チャンやmixiに続き、とうとうニコニコ動画から!それが「ふちゃぎとエリザベス」だ。

ようは飼っている猫の動画。ただ、そこには飼い主の愛情と…という野暮な解説は無し。むしろ、ニコニコ動画から、という点に驚いて今回、取り上げてみました。コンテンツはいつどこから、どんな形で生まれるのか、分からないですね。

2009年01月04日

もやしもんは面白いよ!


明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
4日にもなって、何を、と思うかもしれませんが、まだ、松の内なので、良しとしてください。
さて、今日は、久々に本の紹介です。先月からはまっていた「もやしもん」。最新の7巻まで読破しました。樹教授を筆頭に長谷川さんのキャラの変貌振りと1年生3人の成長が本当、面白いです。
お勧めです。

2009年03月07日

「新聞・TVが消える日」はくるか

インターネットの出現による、TV、ラジオ、新聞離れが叫ばれて久しい。だが、「新聞・TVが消える日」というタイトル通りになる日はこない、というのが自分の見解だ。いや、一部の新聞・TV局が経営的に立ち行かなくなり解散するところは出てくるだろう。残る会社にしても、システムは大きく変わっているかもしれない。だが、メディアがなくなることはない。

ただ、情報の流通ルートは大きく変わっている、とこの本は語っている。それは、音楽産業の関係者がCDが売れなくなっていると嘆くが、着うたなど、曲のダウンロード販売の発達で、音楽業界自体の収入は減っていないという。このように、今後は、「コンテンツ」とその流通経路を考え、また、どのようにして新しい収入源を確保していくか、を問いかけている。

また、ゲーム業界でいえば、世界的にはオンラインゲームが主流となりつつあり、ソフト販売、という過去のビジネスモデルが成り立たなくなっているという。そこでは、開発費の回収にソフト販売のみならず、関連商品の販売でいかに利益を生むかが今後の課題になっている。

また、作者が製作会社出身者であることから、現場からの提言が強い。それは、コンテンツの流通とその作成現場のギャップを埋めない限り、テレビ、新聞のみならず「製作現場」は疲弊し、良いものを作成できなくなる、というところからも感じられる。これからのコンテンツクリエイターには、作成するだけでなく、流通、収入源の確保まで、考えなくてはならない、大変な時代、そんなことを考えさせられる一冊であった。

2009年06月01日

オトコの婚活


献本御礼。知り合いのライターである泉氏の最新刊である。読んでいると「婚活」がいかに大変であるか、ひしひしと感じる。でも、努力すれば、成就するというものでもないし、かといってしないとできない。それに一人ではなく、二人の努力が必要だ。でも、だからこそ、人生の永遠のテーマなんだろう。
人生にマニュアルがないように、結婚にもマニュアルはない。こういう本をガイドに前進してほしい。

というより、そんな世の中にしたのは、誰だ!と言いたい気分だが。mixi にはコミュニティも作成したので、気になる方はそちらへ。それと、以前友人と「合コンも婚活?友人の紹介で異性と飲みに行くのは?」と話したことがあった。で、その後、思ったのが「Web2.0とかクラウドとか一緒で、キーワードにすると便利だな」と思ったこと。

そういうキーワードを生むような立場になりたい。

2009年08月04日

2011年 新聞・テレビ消滅

090804.jpgインターネットの発達で既存メディアが崩壊する-。この手の書籍、記事は数多く、読んできた。だが、この「2011年 新聞・テレビ消滅」は今まで読んできた中で、最も具体的かつ現実的な内容であった。

何よりも、既存のマスコミのビジネスモデルを丁寧に解析しているのが分かりやすい。例えば、今までの新聞社のビジネスモデルは
「コンテンツ=新聞記事、コンテナ=新聞紙面、コンベヤ=販売店」
とし、さらに、ネット企業との収益方法の違い、現状と今後、新聞社、雑誌社がどこのポジションを取っていくべきか、を書いている。

また、新聞社を筆頭に既存のマスメディアが「マーケティング」をおざなりにしていたかを指摘。これは、以前、出版社にいた自分にとっても耳の痛い話であった。

そして、メディアとして、マスは終焉しミドルに移行するという佐々木氏。マスの終焉が情報産業に何をもたらすのか、非常に気になる。

ぜひ、読んで欲しい一冊だ。

2010年01月31日

ネットで自分を売る方法-「ネットがあれば履歴書はいらない」

ネットがあれば履歴書はいらない」(佐々木俊尚著)を読了。
内容は、ネットを利用した今、流行のセルフブランディングの内容になっている。

驚いたのが、最近の就活や婚活では、「エゴサーチ」が当然になっている、ということだ。
いや、自分だって、気になる会社や人物をネットで検索して情報を得ている。
だから、会社の人事部の人間が、応募者をネットで検索してどういう人物か調査するのも当然。佐々木氏は、だからこそ、ネット上で自分のアピールをしろ、と言う。

ツイッター、ブログ、SNSと今は無料で情報発信できるメディアがたくさんある。
そういったツールを佐々木氏がいろいろと紹介。その中でも、自分がおっ、と思ったのは
「SBIビジネス」
「フレンドフィード」
の二つ。

また、ネット上にどこまで自分の情報を公開するかも考察している。
とにかく、検索が社会インフラの一部になってしまったことをを実感させられた1冊だった。

2010年02月21日

乱読は、精神も「乱」の証拠?

ここ2週間で読んだ本「非常識な成功法則 」(神田 昌典著)「読書進化論」(勝間和代)、「弾言」(小飼弾)、「しがみつかない生き方」(香山リカ)「悩む力」(姜尚中)と、志向性がばらばらなことこの上ない。だが、これらの本を読むことで、不安定な精神をバランスを保って日々を過ごせたと言っていい。
「非常識な成功法則」や「読書進化論」では、仕事に対して、どのように接していけばいいか。
「しがみつかない生き方」「悩む力」では、私生活で壁に当たったとき、どういう風に対応すれば、いいか。「弾言」では、読書と人生に対する考え方を、示唆してくれた。

もちろん、読み終わって、その本に書いてある通りに実行したわけではない。
ただ、それぞれの著者から「こういう考え方もある」というアドバイスをもらい、自分の中で咀嚼し、それなら俺も、という考えに至った、ということ。

勝間和代が「自分の探している答えは本の中にある」と言っているが、それはあっていると思う。

2010年03月03日

「人生は勉強よりも世渡り力だ」

「人生は勉強よりも世渡り力だ」読了。
世界に通用する部品の金型を作る職人の本。どんな内容かと思って読むと親父の自慢話半分、人生の指南半分、という内容だ。
「一流を知ることが大事」「義理人情はかいちゃいけない」など一般的なことだけでなく、「会話は落語で鍛える」など、思わずうなずいてしまう話まであり、面白かった。

参加している某プロジェクト進捗状況:フッターの色付

2010年03月06日

本当にその通り、「ウエブはバカと暇人のもの」

過激なタイトルに感じるが、内容は、ネットに関わる仕事をしている人の多くが感じていることではないだろうか。

世間ではネットは万能であり、そこには素晴らしい世界が広がっていることを喧伝する風潮がある。だが、ネットは、テレビに比べれば、まだマイナーな媒体でしかない。ネットユーザが皆、「切磋琢磨」し「自分磨き」にネットを利用しているかといえば、とんでもない。むしろ、時間に「余裕(暇)」のある人間が時間解消のために、せっせと様々なサイトにアクセスし、自己主張を繰り返しているだけ。
というのが、主な内容だが、まさにその通りだと思う。

結局、ネットは、コミュニケーションの一形態でしかなく、使う人次第。そこには善人もいれば悪人もいるということだ。
いや、仮にもWebを仕事にしている俺はそんなこといってはいけないのだな。
うん。ネットは素晴らしいものですよ!

2010年06月12日

無名の職人に光を当てた一冊「サービスの達人たち」

サービスの達人たち (新潮文庫)
読了。面白かった。上質なノンフィクションを読むと、心が洗われる。
だが、元ライターとしては、この原稿を書くための取材量に驚いてしまう。一冊の単行本ならばともかく、雑誌の記事原稿に取材対象一人のために多くの時間を費やすのは並大抵のことではないだろう。その行動力にも脱帽だ。
下手な解説をするより、とにかく読んで、と言いたい一冊だ。

2010年07月11日

出版とITと…の1日

昨日は久々のイベント2連戦に、帰宅後は、ビール飲んで「踊る大走査線」みて寝てしまった。
国際ブックフェアは、大手版元のPR会場と化していた。4,5年前は、地方の出版社や編集プロダクションも出展し、本当の交流の場であったが、その風景は見られなくなりつつある。
むしろ、「版元ドットコム」、「本が好き」など、周辺ビジネスの方が元気良かったように見えた。
周辺といえば、同会場で開催されていた「デジタルパブリッシングフェア」。時流の電子書籍に関する話題には多くの人が関心を寄せており、見本の展示品(基本的にはiPad)には人の波が途切れることなかった。
実際、自宅の居間で雑誌を読むのに、iPadはうってつけだと思う。
雑誌というパッケージ自体がiPad(というかスレートPCというべきか)に向いていると思う。

午後からは、知り合いの出演した「Windows7 おバカアプリ選手権決勝戦」へ。アプリの内容もそうだが、むしろ、司会の突っ込みの方が受けていた。にしても、マイクロソフトがスポンサー(審査員に執行役も参加)にも関わらず、プレゼンマシンがマックだったり、アイコンにペンギンを使ったり(それ、他のOSのキャラじゃん)という緩さもこういうイベントならではだな、という感じ。
とはいえ、各部門で大賞を取ったアプリだけに、アイデア、技術ともにハイレベル。で、この後、MSのソフトに採用されてもおかしくないものもあった。
なんだかんだいって美味しいところもって行くんだな、MS。

2010年08月14日

PC環境の中に住む時代とは-ポスト・モバイル

100814.jpg
「ポスト・モバイル」読了。今や、携帯電話が携帯PCとなり、それでも凄い、と思っているのだが著者に言わせるとまだ、不満らしい。

携帯の次が「HMD(ヘッドマウントディスプレイ)」であり、この本では、アニメ「電脳コイル」を例として、「メガネ」を取り上げている。実際、「HMD」は、ニコンが「UP」という製品をリリース済みである。

この著者が本当の意味で「ポスト・モバイル」というのは、「持たずにPCへアクセスできる環境」だという。ただ、本の中で具体例は出てこず、著者の言いたいことがよく分からん、という書評も目にする。
確かにそうだが、おそらく、著者が描いている未来像は、「脳から無線で直接ネットにアクセスする」ではないだろうか。
分かりやすくいえば「攻殻機動隊」の世界だ。
荒唐無稽、といえるかもしれない。だが、20年前のSFが現実になったりする。
夢物語と一笑に付すのは危険かもしれない。

それと、冒頭に「ラブプラス」が出てくるなど、この著者、サブカルチャ(今は死語か)にも精通しているようだ。
サブカルチャーと最新PC技術を知りたい方にはお勧めの一冊だ。

2010年09月08日

たまっていた本紹介、一挙

久しぶりの更新です。
夏バテしてたわけではありません。
怠けていたわけでも、酔っ払っていたわけでもありません。
なんとなく、放置してました。
今回は、最近、読んだ本の紹介です。

デザイン・イノベーション
工業製品のデザイン会社としてアップル、ソニーをはじめ、世界的企業の製品プロダクトを担ってきたフロッグデザイン」の創始者が語る工業デザインの歴史。
単なるプロダクトデザインの話でなく、アウトソーシングからブランディングまで幅広い内容となっている。
印象的だったのは、現代においてはマーケティングより技術力の方が重要だと説いていること。
現代において、スピードがいかに大事かがうかがえる。

電子書籍の真実
電子書籍に関する本は数多い。その中でもこの本は著者が新潮社で電子出版に長く関わっていたこと、そして今は、弁護士資格を取得し、法務の面から、電子書籍の流れについて語っている。
業界関係者のせいか、出版業界の抱えるジレンマなどを綴られ、現場のリアルな空気も漂ってくる。

虐殺器官
世界中の紛争地域を舞台に特殊部隊に所属する「ぼく」の話。
ある時、大量虐殺が行われる内紛が起こる地域に必ず現れる男の影を見つけた俺たちは、新たな内紛を予防すべく、その男を追い詰めるが…。
人間が人として生きるということ、生物として生かされることを考えさせられた一冊。
00年代のベストSFと賞賛されるだけの読みごたえはある。

さて、だいぶ涼しくなってので、更新頻度あげるか。

2010年09月18日

電子書籍

というタイトルだと、検索に引っかかりやすく、アクセス数があがるかな。

今年の流行語大賞にノミネートされてもいいんじゃないかと思うほど、「電子書籍」ブーム。とくにiPadの発売に合わせ、関連書籍が多数、発売された。
最近では、雑誌でも特集が組まれることが多い。それもPC雑誌のみならず「ユリイカ」「編集会議」といった雑誌でも特集を組んでいる。
その切り口もさまざま。ユリイカは作家にとっての電子書籍の存在、編集会議は、ビジネス的な展開に関して解説しており、面白い。

これだけ盛り上がっている、電子書籍だが、版元の新たな収入源となるには、まだ課題が多そうだ。
今の状態はインフラを担うシステム会社のアピールと出版社の期待が交じり合った熱気にも感じる。
そして現在の出版業界は自動車業界と似ているような気もする。
ガソリン自動車から、電気自動車へ移行の過渡期で、既存の企業とベンチャーが入り混じり、シェアを争っている状態。出版業界も、システム会社の存在感が増したり、版元の提携が盛んになるなど、業界再編が起こっている。

個人的には、電子書籍にもっとビッグタイトルが並んでほしいし、活性化してほしいと思う。
京極夏彦の「死ねばいいのに」や紙の本が売れた「もしドラ」が話題になったが、その後、電子書籍でのベストセラーというニュースは聞かない。

また、価格も電子書籍だからといって、必要以上に安くする必要はないと思う。紙の本を読む人は、それが電子書籍でも、必要と思えば購入するだろう。
ただ、紙と同じ価格というわけにはいかない。多少、安くする必要はあると思う。逆に紙の本を高価格にし、電子データを付属してほしい。

あと、「紙の本、なくなる?」という意見もあるが、それは絶対ない。ただ、紙の本が嗜好品に近くなるのではないか。実用系は電子書籍で、小説は紙の本で、という流れになると思う。
実際、電子辞書の市場は年間600億とも言われている。

何はともあれ、コンテンツなくして電子書籍の活性化はない。

それにしても、「紙の本」と書くのはなんか変な気がする(本=紙という意識があるから)。あと、書きながら思ったのが、出版業界=電子書籍、というわけでもないんだろうな。

この話題に関しては、また改めて書きたい。

あ、wp導入計画が進まない。

2010年09月25日

雑誌は媒体を越えて 電子書籍その2

不定期で電子書籍に関して考えることにした。
まずは以前、「実際、自宅の居間で雑誌を読むのに、iPadはうってつけだと思う。雑誌というパッケージ自体がiPad(というかスレートPCというべきか)に向いていると思う。」
と書いたが、これに関して、説明したい。


まず、気軽に読めて画質のクオリティーが高い。
iPadは、常に起動しており、PCのように起動してからブラウザを立ち上げて、という手間はない。
PCというより、携帯端末に近く、すぐに使いたいメニューへアクセスできる気軽さがある。
これは「ちょっと何か読みたいな」と思ったとき、近場にある雑誌へ手を伸ばし、ぱらぱらと記事を眺める感覚と近い。
画質は、グラビア雑誌がiPad用に写真や動画をリリースしてることからも、そのクオリティの高さが分かる。

そして、制作からリリースまでのタイムラグが短い。
自分の考える雑誌の定義は、「定期刊行」「様々な情報」「流行」「旬の話題」となる。様々なジャンルの最新の情報を提供するパッケージだと考えているので、紙のように印刷、製本の時間がない分、読者に届ける時間が短縮できる。

Webマガジンとどう差別化するの?という意見が出そうだが、差別化する必要はない。

ただ、様々なデバイスに対応できるフォーマットで作成していけば、ビジネスチャンスも広がるだろう(PC、iPad、スレート端末、スマートフォン)。
最近は、AdobeがiPad向けのマガジン作成の支援ツールもリリースしたようだ。

コンテンツ制作の現場も大変だけど、デバイス担当の開発も大変だね…
事件は現場で起きていて、いつも大変なのは、現場なのさ。

2010年10月16日

でん、でん、電子書籍

週刊ダイヤモンドの「電子書籍」特集を読んだ。読む前は、シャープの「ガラパゴス」、Kindleをメインにしたハード回りの話のみかと思いきや、ビュアー、書店、流通(取次ぎ)、自炊、今後の出版社、編集者のあり方まで含め、幅広く取り扱っており、全50ページにわたるボリュームに関わらず、いっきに読んでしまった。

特に印象深かったのは、書店の努力だ。
2009年の新刊書籍出版点数は「78,555」(雑誌3539)。単純計算で1日、215冊。
そんなにあっても本屋の棚は有限なので、すべて並べるわけには行かないし、一冊の部数は少ないので街の中小規模の書店だと届かない本もたくさんある。

そんな中、絵本や専門書に特化し、売り上げを伸ばす和歌山のイハラ・ハートショップの存在や、小城武彦(丸善社長)の「リアル書店がなくなるといわれるが、そうなってはいけないし、そうはさせない」というコメントは、まだまだ紙の本は強いな、と感じさせた。

著者の権利、コンテンツの取り扱いから流通まで、電子書籍にまつわる問題は奥が深い

2010年11月23日

電子書籍の時代は来る。


「電子書籍の時代は本当に来るのか」読了。
単純に出版としての電子書籍の可能性ではなく、新聞、雑誌を初めとした紙メディアの存在意義、著作権に関して取り扱った一冊だ。
とくに、グーグルの書籍の電子化事業に関してはその歴史的背景から、行く末までかなりのページを割いて検証している。それにしても、グーグルの図書館の蔵書の電子化プロジェクトの凄さを実感する。また、この本を読んでいると、電子書籍のきっかけとなったグーグルブックスといい、キンドル、iPadといい、アメリカからの流れが日本市場を席巻しているな、と深く考えさせられる。
今、坂本竜馬ブームで幕末ものが注目を集めているが、出版業界こそ幕末という状態なのか?ま、それは言い過ぎとしても、紙の本の市場が縮小し、ニュースが無料化している今、ネットとマスコミの共存方法を真剣に模索していくべきだと思う。
それにしても、本当に電子書籍の時代は来るのか?
今年は異様なほど電子書籍と騒がれているが、その割にはたいしたことはなかったな、ということになりそうな気がする。ただ、それでも徐々に変化は訪れているのは間違いないので、それに随時、対応していく体制は必要だと思う。

2011年04月15日

青空文庫で本が欲しくなる

青空文庫というネット上の図書館がある。著作権の切れた作品や自由にしていい原稿を無料で読める。著作権の切れた作品に関しては、ボランティアがデータを打ち込みアップロードしている。
実は、最近、IS03で青空文庫の作品を読めるアプリ発見。通勤電車の中で読んだりしている。この話をすると「本が売れなくなる」という人がいた。
確かにそうだ。だが、それよりも本屋にいかなくとも、様々な古典作品に出会えることの方が大きい。また、無料なので気軽に読み始められるのも素晴らしい。

それにいい作品を知ると紙の本で手元に欲しい、と思う。
最近では、北大路魯山人の「お米の話」が面白かった。健啖家として有名だった魯山人らしく「いい料理人はお米も上手に炊けなくてはいけない」という話は説得力があった。

この作品も青空文庫がなければ、出会うことはなかったと思う。それに「お米の話」を収録した文庫本があれば買っても良いかもと思う。

青空文庫は、貴重な知の図書館だと思う。

2011年05月23日

芸術は爆発だ!人生も!「今日の芸術」

最近、畑に関することしか書いてないような。いや、もう1つの「猫です。」も毎週、更新しているんだけど、考えたら「猫」と畑のことしかやってないような印象なので、最近の読書に関して書いてみる。

最近は、ビジネス書だったり、植物関係の本が多いかな。あとは雑誌や「青空文庫」を電車の中で読むことの方が多い。

そんな中、最近の印象に強いのが「今日の芸術」岡本太郎著。らしくない読書と思われるかもしれないが、芸術論の形を取った「生き方論」として読んだ。芸術家の魅力は二つあって、ひとつはその人が生み出す作品。そしてもうひとつは、その人の生き方。岡本太郎に関して、その作品はもちろん、生き方そのものも、大きな魅力があり、この本からも大きな勇気をもらった気がする。

さて、俺も爆発的な人生を送るか‥。いや、それって、自爆?


2012年01月08日

飲食漫画に必要なのは‥

先日、友人と船橋で新年会で「食漫画」の話になった。

きっかけは「深夜食堂」「孤独のグルメ」と漫画がドラマ化されたこと。そこから「美味しんぼ」から「クッキングパパ」といったメジャー作品から「レモンハート」の他「酒の細道」など食のコミックエッセイまで、話をしながらその数の多さに2人で驚く。

いろいろ話をしながら、料理漫画に必要なのは「食の薀蓄」か「人間ドラマ」かという結論に(になった気がする)。もっともドラマ化された2作品は渋い内容の「人間ドラマ」作品。

個人的には「孤独のグルメ」に続いて「レモンハート」、ちょっと変化球で「愛がなくとも食ってゆけます」あたりをドラマ化してほしいところ。

「レモンハート」は、バーが舞台。お酒に対して造詣の深いマスターと愉快なカウンターの常連が織り成すストーリーは秀逸。
「愛がなくとも食ってゆけます」は、食い意地の張った漫画家がアシスタントと美味いものを食べ歩く話。
両方とも、すぐそばにいそうなキャラクターが「食」を通して、人生を豊かにしていく、という味わい深い作品。
読んでいると出てくるお酒や料理を食べたくなるのも、傑作の証拠だな。

ああ、思い出したら、何かつまみたくなってきた。

2012年02月26日

ハーブの参考書 こころと体に効くハーブ栽培78種

シーズンオフのこの時期は、畑にいけない分、本を読む。今年は何を植えようかな、といろいろ考える、一番楽しい時期かもしれない。
この「こころと体に効くハーブ栽培78種」は、ハーブカタログというだけでなく、利用方法や栽培知識、寄せ植えなども紹介されており、なかなか参考になる。また索引では、葉型索引やあいうえお順など愉快な分類も。

本棚に置いておくにはちょうど良い一冊だ。

2012年04月14日

星を追うこども

新海誠は、好きな監督の一人である。「ほしのこえ」では、切ないストーリに目頭を熱くしつつ、一人作成とは思えないしたクオリティの高さに舌を巻いた。
「雲の向こう約束の場所」でも画に関するクオリティはますます高くなったように思う。ちょっとしたシーンの背景でさえ、かなり書き込んであるな、というのがよくわかる。

続く「秒速5センチメートル」でも、鋭いほどに作りこまれた画に加え、ままならない男女のすれ違いに涙が止まらなかった。いや、ストーリー的にはたわいもないんだけど、画にやられている感じが多い。

最新作「星を追うこども」は、ジャンル的には「ファンタジー」であり、冒険活劇。「地上で普通に暮らしていた少女アスナは知り合った地下世界のシュンを求めて、同じく地下世界のシンと冒険の旅に出た」-簡単にストーリーを語ればこんな感じか。

少年、少女はいつの時代も失くした物を求めて冒険に出る。ほしい物はあきらめ切れない。そこに子供の無垢な残虐性が潜んでいる。だが、生きていくうちに人生には手の届かないものがあることを覚えていく。
ところがときに、その子供の残虐性を残したまま成長していくものもいる。いや、どうしても諦めきれないものを見つけてしまったというべきか。

ともかく、相変わらずの「画」の素晴らしさ(とくに空の風景は新海作品に一貫して言える)と醜い大人を反面教師に成長(?)する少年少女の活躍は一度見ておいて損はありません。


コーヒーアンドシガレッツ

コーヒーとタバコをテーマに市井の人々の会話を描いたショーとストーリー集(11話)。コーヒーもタバコも、身近な嗜好品であり、だからこそ、人間関係を円滑にするためのツールであることが丁寧に描かれている。

その嗜好品に対する感情もさまざま。「最高さ」「体によくないのは分かっているがやめられない」「間の悪い会話のつなぎ」とさまざまに表現されている。また、海外の喫茶店事情を垣間見れるところも面白い。アメリカのカフェだとコーヒーはお代わり自由なのかな。日本の食事どころでお茶のお代わりが自由なように(ミスドもそうだね)

個人的にはしつこいウエイターがいい味をだしている「RENEE」、男の誰にもいえない寂しさをかもし出している「NO PROBLEM」、ストレートなほどこっけいな「COUSIN?」がお気に入り。

コーヒー、タバコが好きな人もそうでない人も楽しめる1本です。


2012年05月14日

電子書籍元年はいつか?

今、お世話になっている事務所の作成した作品が電子書籍として、つい先日リリースされた。
『成功をもたらす、マーフィーの51の言葉』

こうやって、身近で電子書籍ビジネスをみているとこの動きは今後もますます加速していくんだろうな、と考えてしまう。

ところで電子書籍元年ていつになるのだろう。
AppStoreのリリースは2008年なので、少なくとも4年前には電子書籍の歴史は始まっているはずだ。いや、日本の電子書籍のシステム構築の元祖「パピレス」は1996年に インターネットサイト「電子書店パピレス」をスタートしている。
こんなことを考えると「元年」を定義することが大変なのでやめよう。

むしろ、すでに「電子書籍」の歴史は黎明期から熟成期に入っているのでは、と思う。
出版不況によるコンテンの多面展開戦略とデバイスの進化、モニターでの読書の普及、といった様々な要因が複合的に影響している。
これがじょじょに広がっているため、ますます混沌としているのだ。

それと最後に電子書籍によって紙の本が衰退するということはない、と思っている。
むしろ、出版の壁が低くなって良くなったのでは、と思う今日この頃。

2014年02月23日

宇宙サバイバル「ゼロ・グラビティ」を見てきた

久しぶりに映画館で映画をみた。「ゼロ・グラビティ」は宇宙船を舞台にしたサバイバル映画だ。と言ってしまえば、簡単だし、「アポロ13」もその手の映画であり、そのカテゴリの映画といえる。

ただ、3D対応したこの映画の映像迫力は圧倒的だった。最初、オープニングから数分、その映像に慣れるまでは「CG?」と思うシーンもあった。だが、その空間に取り込まれると、圧巻の一言。
主演サンドラブロックの絶望あふれる表情も、緊迫の宇宙船内のリアリティも全てが「本物」のようだった、といっていい。
もちろん、演出も抜け目なく、最後、サンドラブロックが海面に不時着したところでEND、と思いきや、這って地上に立ち上がり、歩き出すシーンまで見せたのは、生物の足跡・進化を演出したかったのか。
人に見ることをお勧めできる1本だ。
ゼロ・グラビティ

2014年09月06日

「サカサマのパテマ」

ジュブナイル。少年少女の冒険物語。こう紹介してしまえば簡単だが、そんな表現だけでは言い切れない魅力が「サカサマのパテマ」にはある。

「重力が逆に作用している二つの世界」という世界観が丁寧に書き込まれているし、キャラクターもきちんと描かれている。

ストーリーが、すこしオーソドックス的に感じるが、最後にちゃんとどんでん返しを用意してある。
とはいえ、もう一人二人、個性的な脇役が欲しかったが、映画という枠で表現するには
ここが精一杯なのかもしれない。

そして、これが個人スタジオの作品だというから驚いた。

大手スタジオに属さず、個人で作品を作りつづけてきた「吉浦康裕」氏はこれからもがんばってほしい。

2015年01月02日

短編アニメの粋を集めた~ショートピース


ショートピースを見た。大友克洋、カトキハジメ、森本晃を中心とした日本を代表するアニメーターが名を連ねた短編アニメ映画だ。
オープニングから、森本晃の魅惑的な映像でひきつける。

「九十九」は、日本人が好きな妖怪の原点でもある、古い道具が妖怪化した「九十九神」をベースにした話。

「火要鎮」では、江戸の火消しを題材にした一本。着物と炎の演出が素晴らしい。当時の火消し組の業務形態もさりげなく織り込んであって、これは長編でみたい一本だ。この「火要鎮」は、大友克洋が力を入れており、資料を集めだしたところ限がなく、まとめるのに苦労したという。とはいえ、膨大な資料があって、その粋が作品の質になると思っているし、それが功を奏した作品になっている。

「GAMBO」は、格闘好きなら楽しめるはず。なぜ、白熊がこの技を?という疑問に誰か答えてほしい。

「武器よさらば」は大友克洋の代表作でもあるだけに、ディティールの緻密さ、登場人物設定は細かい。大友ワールドらしさ全開の富士山を背景にした廃墟と化した街、戦闘員たちの小気味良い会話でのっけから作品の世界に引き込まれる。作品中でもミサイルの飛び方、無人ロボットのアームの動きがアニメならでは、の演出(リアルに近く、でも現実過ぎず)で視聴者を唸らせる。
原作が今から20年以上前の作品という、その事実にも驚く。
ちなみに、この作品は、カトキハジメが映像化にこだわって、今回、作品のラインアップに加わったという。

どの作品もレベルが高く、惜しむらくは短編であるところ。とはいえ、企画の発端が「ショートムービー」だから仕方ないが、一話一話の絵が素晴らしいだけにもっと長い尺で語って欲しかった。

このところ、アニメ映画に関しては、ディズニー、ピクサーに押されっぱなしだが、レベルの高い長編アニメを期待したい。

2015年07月20日

攻殻機動隊ARISE 4

見た。劇場版4部作最終章となる「4」。

アクションもストーリーもよく練られており、まだ見ていない人がいれば、ぜひ。と進める1本だ。

完成度は高い。

電脳に関しての内容、トリック、戦闘シーンでのレベルは高い。2つのゴーストなど、今、現在に関わってくる問題も含んでいる。冲方節が発揮されているといっていいと思う。

それだけに、ストーリーの端々に押井作品の影響が見えてしまうところにもったいなさを感じてしまう(とくに、高層ビルから飛び降りるシーンと犯人の自己弁護に対して無感動に「あら、そう」というセリフ。腕を引きちぎりながら重戦車のハッチをこじ開ける素子。まあ、これは演出のパターンとして完成されたものなのだろう)。

「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(押井守)の洗礼を受け、神山健二のTVシリーズもリアルタイムで見てきた世代としては「焼き直し感」がぬぐえない「Alise」。
いや、見るべき作品です。

単に「昔の007の方が面白かったよ」という親父の小言みたいなものかな。

2016年01月31日

映画「ときわ荘の青春」を見た

ときわ荘という漫画家たちが大勢住んでいたアパートの物語。主人公は寺田ひろおという漫画家。漫画家として生計を立てていたが、自ら筆を折り引退した作家を本木雅弘が演じている。

ときわ荘といえば、駆け出しの頃の赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄らが住んでいた聖地。
それだけに、どたばた劇を予想していたのだが、物語はときわ荘住人の暮らしをたんたんと描き続けた。

売れる前の彼らは貧乏だ。苦悩しながら漫画を描き、出版社に持ち込み、ときには愚痴をこぼし、漫画について語る日々。
大家が家賃の回収に来ると居留守を使ったり、誰かのところに差し入れがあればその部屋に集まりみんなで分け会う。
出版社が倒産すれば、新しい雑誌があるさ、と励まし合う。

もちろん、新しい住人が増えれば去っていく寂しさもある。それでもときわ荘にいる愛だは仲間として楽しい日々を送っていられる。
だが、石森章太郎が、赤塚不二夫が、忙しくなり、顔を、言葉を交わす
時間が減っていく。

そんな中、寺田は編集者の求む漫画を描けず、苦労する。編集者ができがった作品を読み終え、打ち合わせた内容と違う、という問いに「ウソはかけません」と答える寺田の姿は印象深い。

最後は寺田がときわ荘を去るところで終わる。そこに、湿っぽさはなく、漫画を描ききって筆を置いたいさぎよさを感じた。

これは、役者の力量、演出の巧みさが成功した証しと言える。

休日に好きな飲み物を用意して(俺は日本酒)ゆっくりと、干渉するのがおすすめです。

管理人:中西 広充 

Webディレクター。創部線の会所属。

出版社で野球雑誌の編集を12年経験。退職後、さまざまな業界でWeb製作、運用に関わる。
週末は基本的に、週末ファーマーズ倶楽部に参加し、畑でハーブと野菜つくり、朝市参加と活動中。夢は自分の農園を持つこと。その夢をかなえるためにも、サイトのタイトルを「中西ファーム」と一人で決定。

趣味は猫に遊んでもらうこと、ハーブ、野菜つくり、飲食店のショップカード収集。ショップカードは数えたら300枚を突破。相互リンク、その他何かありましたら、お気軽にanother_28@yahoo.co.jpまでよろしくお願いします。

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